2023.4.10

照明器具の選び方-特徴と選び方について-

家を建てる際に、意外と盲点になりがちな照明計画。

優先順位を付けるとどうしても内外装の分野に注力しがちになってしまいますが、家づくりの中で照明計画も大切な項目になります。

今回は、照明計画を失敗しないために、照明器具の種類やそれぞれの特徴とおすすめの設置場所について解説させていただきます。

照明器具の種類

照明器具は大きく分けて、下記6点に分類分けされます。

・ダウンライト

・フロアスタンド

・テーブルスタンド

・ペンダントライト

・ブラケットライト

・スポットライト

それでは上記6点を、特徴・選び方・おすすめの設置場所の3ポイントに分けて解説いたします。

ダウンライト

●ダウンライトの特徴

天井に埋め込まれていることで、器具が主張することなくスッキリとした空間をつくることができます。

また、天井設置なのでホコリが溜まる心配がないのでお手入れ面でもメリットがあります。

●ダウンライトの選び方

従来のような各部屋に大きなシーリングライトを中心とした「一室一灯照明方式」から、現在は各生活シーンに合わせた「多灯分散照明方式」が主流となっています。

まずはこのどちらで照明計画を検討していくかを決めることが第一歩です。

●おすすめの設置場所

居室の大小に左右されず、様々な場所に設置可能なので、基本はダウンライトをベースに照明計画を作成することがおすすめです。キッチンやダイニングなど、こだわりの場所にはペンダントライトやブラケットライトを設置すれば空間に強弱ができて、より洗練された空間へと仕上がります。

フロアスタンド

●フロアスタンドの特徴

コンセントがあれば設置できるので簡易的です。部屋の間接照明として、また手元の明かりとして使えます。シェードの種類や形状によって、照らす方向や範囲が変わってきます。

●フロアスタンドの選び方

部屋全体の補助照明とするのか読書灯も兼ねるのかで、背の高さや明かりのワット数、シェードの種類などを選びます。天井高のある部屋では、背が高くシェードの大きなものがおすすめです。

●おすすめの設置場所

リビングに置くことが一般的です。コーナーに置けば部屋に広がりを持たせることができ、ソファ脇に置くと、読書灯にもなります。

テーブルスタンド

●テーブルスタンドの特徴

主に手元を明るくするための照明器具。上部からの光では手元に頭の影が落ちてしまうため、手元を照らすには不適です。低い位置での明かりが欲しい場合には有効的です。

●テーブルスタンドの選び方

集中して勉強するのか、寛ぐのか。求める明かりの量や範囲に応じて、光源やシェードの種類を選ぶ必要があります。シェードや支柱の素材は、インテリアとのバランスを意識することが大切です。

●おすすめの設置場所

勉強机の上や寝室のベッドの脇など。リビングボードや居室の床付近に置いても、部屋のアクセントになります。

ペンダントライト

●ペンダントライトの特徴

天井などからコードで吊り下げる照明器具のこと。家族やゲストが集まる場所として、また開放的な間取りでは部屋の性格を左右する重要な器具となります。

●ペンダントライトの選び方

ダイニングテーブルなどの家具やインテリアと合わせることが大切です。頭上も照らすタイプとするのかは必要に応じて計画しなければなりません。また、ダイニングテーブル上部に設置する場合は食事をよりおいしそうに見せるために、光源の種類にも注意が必要です。

●おすすめの設置場所

ダイニングテーブルやソファテーブル。ダイニングテーブル面から60~80cmの位置に設置するのが目安となります。

ブラケットライト

●ブラケットライトの特徴

壁に取り付ける照明器具で、主に部分照明として使われます。器具と光があることで壁面にアクセントが生まれ、光が均一でないことによって空間に奥行き感が生まれます。

●ブラケットライトの選び方

大きさや形状・素材・色以外に、光源の見え方(見せる/隠す)、光の届き方(上方か下方か両方/拡散)に注意することが重要です。壁から目立たせるか、目立たせないかでも選択肢は異なります。

●おすすめの設置場所

居室や洗面、浴室などがおすすめです。動線に重なる場所では、移動時に頭が接触しないように設置高さには注意が必要です。

スポットライト

●スポットライトの特徴

天井や壁に取付け、壁に掛けた絵などの対象物を照らす照明器具のことです。テーブルの上や床面を部分的に照らすためにも使われます。一般的な器具は、可動性があり光の向きを自由に変えることができます。

●スポットライトの選び方

器具自体のデザイン以外に、器具の可動範囲や光源の配光特性に注意が必要です。一般的には、部分的に明るくしたい場合に適しています。

●おすすめの設置場所

壁面で集中して当てたい場所。床面やテーブル面などでも、必要に応じて明かりが欲しい場所に使用すると良いです。

まとめ

照明計画はついつい建築会社任せになってしまう事が多いですが、実際にそこに暮らすイメージを持ち、適材適所に照明器具を選定することが必要です。

Be Freeでは計画の際、照明プランのご提案からスイッチ・コンセントの位置まで丁寧な打合せを心掛けております。

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